ふるさとは 遠きにありて 思ふもの

　
　独りで暮らすようになった母と、

　冬の間だけ生活を共にするようになって、今冬で6度目。


　昨年は、私たちの引越しが11月半ば、という事もあり、

　母を迎えに行ったのは、12月に入ってから、だったけれど、

　今年は、コロナのこともあるので、早めに迎えに行ってきた。


　


　
　家を　9時半過ぎに出て　約4時間。


　4月の初めに母を置いて来てから、１度も様子見に行くことが出来なかったので、

　色々な不安があったのだけれど、　思っていた以上に元気な様子に　安堵した。


　
　

　

　　　　　家の前の紅葉は既に終わりに近づき、茶色（枯れ色）が多かった。
　　　　　

　　　　　　　　



　翌日は朝から　家周りの雪囲い、家の中の片付けや　その他諸々を　夫と手分けして行い、

　極力　誰とも会わないように、　とっとと　実家を後にした。









　実家を出てから約1時間・・・

　

　　＜宝の山＞と歌われる　磐梯山

　



　果たして、来春は　見ることは出来るのだろうか・・・？



　母は　「また春になったら　帰ってくるから・・・」と

　写真の父と弟に話しかけていたけれど・・・。





　今日は　全国各地でまた、『過去最多』を更新したコロナ感染者数。


　今後どうなって行くのか　全く分からない。


　ただ分かったことは、


　コロナは　人を変え、　それまでの人間関係さえも大きく変えてしまう、

　・・・という事。



　
　＜正しく理解し、正しく恐れる＞　とは、

　言うほど容易い事ではないのだと、　春に　母を送って行ったときに　痛感した。





　　　　　ふるさとは　遠きにありて　思ふもの・・・

11月の空

　
　＜西＞から＜東＞へ移住して、1年が経った。

　
　


　　1年前の、福岡空港　

　
　　荷物の搬出、その他諸々の作業を終えて、空港に着いた時は
　　もう陽が　傾きかけていた。


　　　　　　
　　　　　　　　　10年間（トータルで約15年間）暮らした福岡を、
　　　　　　　　　「もう　訪れることはないだろうな・・・」と、
　　　　　　　　　そんなことを思いながら見た　機内からの景色。





　　　　　引越し前夜の　リビングからの最後の夕景　
　
　
　
　　
　
　



　
　
　　あれから　1年・・・。







　



　　　　　　　　　








　　　　　　　　　



　　



　　

　　　　　　11月の空は　青く澄んで・・・


　　　　　　先週、私は　また１つ　年を重ねた。