忘れえぬ情景・・・ [ひとり言]
ここを離れる日が 日、1日と近づく中、
たった1泊だけれど、約2年と8ヶ月ぶりに 実家に帰って来ました
“秋の帰省”なんて、
遠い遠いはるか昔に 「結婚を考えている人がいる・・・」 と 伝えに行った時以来!!
それから 30年近くになる晩秋の故郷は その時よりも ずっと小さく、ひなびてはいたけれど
目に映る景色は その時以上に 鮮明に心に焼き付いたような気がしています。。。
玄関先から 堤防越しに見える紅葉・・・
目と鼻の先の、橋の上から・・・
家の2階からの眺め・・・
庭先にあるもみじも それはそれは立派に育っていました^^
そして、庭に咲く山茶花・・・
「今度は いつ帰って来れるかわからないから・・・」と 母と2人でお墓参りに出かけた時の杉林・・・
まっすぐに伸びた一本一本が とても凛々しく美しく目に映った瞬間、
「あぁ・・・、 私はこういう自然の真ん中で生まれて、育ったんだよね・・・」と
改めて そのことを認識した私です・・・。
今回の帰省は 両親の顔を見るためだけの ほんのわずかの時間でしかなく、
ゆっくり話しが出来るほどの余裕などありませんでした。
だけど、“久々に帰ってくる娘の為”にと 大きな鍋に小豆を煮て おはぎを作ってくれた母は
2年8ヶ月前に帰った時よりも また、ひと回りもふた回りも小さくなっていて
何とも言えない 複雑な想いに駆られました。
たった1泊で帰ってしまう親不孝者の娘を、新潟駅まで見送ってくれた母の、
発車の時刻になって動き始めた車両を、小走りで追いかけながら
一生懸命に手を振る小さな姿を見ていたら、涙が溢れて仕方がありませんでした。
そして、
幾つになっても 親の、子を想う気持ちの深さを 改めて実感した 今回の帰省でした。。。
故郷は 遠くにありて想うもの でありますね。
私は近すぎて、ありがた味が分かりません。^^;
by たいへー (2009-11-12 10:03)
最後の文章に泣けちゃう!
私は車で30分で帰れてしまうから・・・
その想いは全然違うでしょうね。
by achami (2009-11-12 11:22)
こんにちは。
御実家の周辺、紅葉がとても美しい所なのですね。
by 絵瑠 (2009-11-12 14:11)
ずいぶんと久しぶりの帰省だったのですね。
ご両親さまも喜ばれたでしょう。
お家の玄関先から こんな素晴らしい紅葉が!
東雲さんは こんなに自然豊かなところでお育ちになったのですね。
原点を見せていただいたような気がします。
最後のお母様と東雲さんの お気持ち・・・
思わず涙があふれてしまいました。
by タックン (2009-11-12 19:58)
紅葉の景色も素晴らしいし、春も美しいでしょうね。
笹団子を送ってくれるお母様ですね。
今生の別れではないんだけど、プラットホームでの別れって・・・ぐっときますね。
涙をこらえると、喉の奥が痛くなっちゃうし・・・
駅に佇む祖母の姿は何十年経っても忘れることができないです。
きっと東雲さんも・・・
むか~しは、電車でもカラーテープが使われていて・・・駅が始発・終点だったから特にかな?
色とりどりのテープが、人と人を繋いで、やがて途絶えて・・・別の場所へ向かって行く。
そんな別れを思い出しました。
親を想う子の気持ちの深さも・・・そして、東雲さんも両方の立場。
繋がっていく想いです。
by こぎん (2009-11-13 07:17)
東京生まれの東京育ちの私には「帰省」って言葉に憧れと羨望が。
山口百恵の「秋桜」を思い出しちゃいました。
by ぶんじん (2009-11-13 21:20)
*たいへーさん
こんばんは!
近すぎて分かりずらい事があっても、
でもやっぱり 近い方が良いのかもしれないな、と
年を重ねた今になって 思う事があります。
人の想いって 贅沢ですね・・・
いつもコメントをありがとうございます。
*achamiさん
お元気でしたか?
車で30分の距離・・・、
よく「スープの冷めない距離」なんて言われますが
ちょうど良い距離かもしれませんね。。。
私も一度はそういう距離で暮らしてみたかったなぁ、と
今頃になって思います。
いつもコメントをありがとうございます。
*絵瑠さん
お久しぶりです。
要は「田舎」ってことなのですが・・・^^;
今回実家に帰ってみて 「こんなに綺麗だったかな?」と
自分でも驚くほど感動してしまいました。
たいへーさんもおっしゃってましたが
昔の私も、近すぎて見えてなかったのかもしれませんね。。。
コメント、ありがとうございました。
*タックンさん
ただいま~! です^^v
タックンさんのコメントを読んで
「? 本当に2年8ヶ月ぶりだったかな?」 と
指を折って数えてみたのですが、やっぱり そうでした。。。
結局、意外と近くにいても その気がなければ・・・、
ってことなのですよね^^;
実家は 福島県との境の 本当に山に囲まれた「田舎」なんです!^^
「なんの取り柄もないところ・・・」と 昔はいつもそう思っていました。
でも、離れてみて、改めて分かることもあるのですね・・・。
母の、その時の姿は 私の心の宝物・・・。
大事に大事に胸の奥にしまっておこうと思っています。
コメント、ありがとうございました。
*こぎんさん
こんばんは~★
故郷を離れて かれこれ・・・???
四季折々の美しさは きっとその当時もあったはずなのに
離れて、そして 年を重ねた今だからこそ、その良さを
実感できるのかもしれませんね・・・。
今生の別れ、ではないのですが、
私の指定席は 2階建の1階席の それもホーム側ではない方
だったので、ホームからはしゃがまないと私は見えないんですよ。
それをね、腰を屈めながら小走りで手を振って来るものだから
余計にね・・・(/_;)
おまけに、今度引っ越す所が 今よりもずっと遥か遠く・・・、だと思うと
今生の別れになるかも・・・? なんていう想いが脳裏を過り、
だから余計に辛かったのかもしれないですね・・・。
(昔はあった“直行便”が廃止になってしまって、羽田経由か
もしくは 伊丹(大阪)経由でないと帰れないんですよ~~><)
「別れ」の想いは 時代には関係ないですよね・・・。
親が子を想う気持ち、そして子が親を想う気持ち・・・、
おんなじですよね!
“繋がっていく想い”・・・、大切にしたいと思います。
コメント、ありがとうございました。
*ぶんじんさん
こんばんは~!
「秋桜」は 娘が嫁ぐ前後から ずっと私の頭の中で流れてて、
遠い昔の 自分が嫁ぐ頃の事と重ね合わせては涙ぐんだりしてました^^;
いつかぶんじんさんも 父親の立場で、似たような想いを抱くことに
なるかもしれませんよ!^^
そういえば、弥彦には もう行かれないのですか?
いつもコメントをありがとうございます。
*VINNY7 さん
お立ち寄り下さいましてありがとうございました。
by 東雲 (2009-11-13 23:10)
こんばんは
ご実家の環境、素晴らしいですね。
家から、こんな紅葉が見られるなんて、、、
私の実家のあった土地は都市化され、
今ではイトーヨーカドーになってます。
年老いた親も、もうずっと昔にその地を離れました。
子どもの頃と(ほんとんど)変わらない故郷の光景、
それと家族、、、
貴重な、貴重な、財産ですね。
by e-g-g (2009-11-15 21:26)
*e-g-gさん
おはようございます。
ご無沙汰しておりますが、お元気ですか?
「こんなに綺麗な秋景色だったかな?」と
自分でもビックリするくらい「綺麗だね~~!」を連発していました^^
昔、家に居たころは 余りにも身近すぎて、当たり前過ぎて、
そして 若過ぎて(?)その魅力に気付かなかったのでしょうね・・・。
きっと その頃の方が今よりももっと美しかったのだろうと思いますが。
でも、実家周辺は 過疎化が進む一方でそれに比例して年老いて行く
私の両親のような人たちにとっては どんどん暮らしにくくなっているのが
実情です。
父は今年77才になりましたが、持病の為に左眼は殆ど視力がない、
に近いのですが、車がなければ病院や買い物にも行けない為に
未だに運転を続けていて、娘としてはハラハラものです。
つい先日も“ポニョの舞台論争(?)”がありましたが、
景観と利便性、どちらを重視するか、とても難しい問題だと、
今回実家に帰ってみて 改めてそんなことを感じました。
なんて、朝からちょこっと重い話しをしてしまいましたね^^;
いつもコメントをありがとうございます。
by 東雲 (2009-11-17 08:26)
僕は毎日両親と顔を合わせているので、本当に幸せだな・・・と思っています。ご両親を大事にしてあげて下さいね。たまの電話でもご両親は安心すると思いますよ!!
by 井上酒店 (2009-11-17 20:52)
いくつになっても親の手は暖かいものです。
遠く離れた場所で暮らすことになって、ご両親を思うと、さぞかしご心配のことでしょう。
それでも、帰るところがあるなんて、いいなぁ。
もうすでに、両親もなく、兄のものになった実家にはまったく帰ることはありません。
叱る人も、助言してくれる人も、庇ってくれる人もいないのは本当にさびしいものです。
by mamire (2009-11-17 21:35)
*井上酒店さん
ご無沙汰ばかりで申し訳ございません。
私はね・・・、親不孝な娘なんですよ!
こうして関東にいても 数年に1度くらいしか帰らないし・・・。
だから、せめて電話くらいは、と思いつつも、ついつい・・・(^^ゞ
でも、福岡に行っても 可能な限り顔を見に行きたいと思っています。
コメント、ありがとうございました。
*mamireさん
>いくつになっても親の手は・・・
本当にそう思いました。そして小さくなったなぁ・・・、とも。
耳が遠くなった母との会話は かみ合わないことが多くて
時にはイライラしてしまうこともありますが、
元気でいてくれるだけで 幸せなんだと 今回の帰省で実感しました。
親って ありがたいものですね・・・。
コメント、ありがとうございました。
by 東雲 (2009-11-17 23:28)
*くらいふ さん
niceをありがとうございました。
by 東雲 (2009-11-19 12:38)